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 ※この蔵の事例は、大手出版社である(株)平凡社より取材を受け、同社刊の「別冊
  太陽 古民家再生術U」に掲載されました。

 
エピソード1 江戸時代から続く「蔵」に住む
データ
竣工: 平成14年3月

場所:千葉県南房総某所

特徴: 江戸時代から続く蔵を親子3人が暮らせるように全面改修

−自分たちの空間を作る−

 これは、敷地内に仕事場を持たれている主人と、専業主婦の奥様、中学生の息子さんのための別棟(離れ)である。

元々、ガレージと物置に使用していたが、母屋には祖父と祖母が同居しており、夫婦と子供の為のスペースは限られていたため、「自分たちの空間を作る」という趣旨で江戸末期に建てられた蔵を全面改修することとなった。
古民家再生,自然素材,シックハウス,欠陥住宅,化学物質過敏症,アトピー性皮膚炎,焼杉,漆喰,輸入サッシ,ペアガラス 改修工事前
 
 20数年前に一度増築されてはいるが、ケヤキの7寸角の柱、厚みが20p近くもあろうかという漆喰の外壁は、見事としか言いようのない本格的な蔵構造である。
おそらく築160年はゆうに経過していると思われる。

構造の検討

 検討を重ねた結果,階高が低いので1階に設ける予定の応接室は土間床に直接フローリングを貼り、天井高をかせぐことにした。2階もかなり階高が低いので、天井は貼らず屋根断熱パネルを特注の化粧仕上げにすることで小屋構造をあらわしとした。
 2階の床に一部段差があり、丁度その空間を子供部屋にすることで、変化のある空間になった。

寒さ対策

 いくら南房総とはいえ、住み慣れてしまえばやはり冬は寒い。
古民家での生活においては寒さの心配がつきまとう。
奥様が「母屋は寒い」とおっしゃられていたので、断熱の仕様には気を使った。
断熱材には羊毛を採用し、窓にはアメリカ製の樹脂と木製の複合サッシを採用した。構造体だけを残し、全てを解体して施工に望んだので、断熱材の施工も新築のようにくまなく施工した。
床には30o厚の無垢フローリングを貼り、素足でも冷たい感触を与えないようにした。

家の歴史を継ぐということ
 
 江戸時代には「お助け蔵」と呼ばれ、質蔵、郵便局舎など時代の移り変わりと共に、様々な用途で地域の人々に親しまれてきた蔵。
しかし、雨漏りや腐蝕などで老朽化が進み、もうその使命を終えたかのように思えた。
一時は解体することも考えていた築160年の蔵が、新しい命を与えられ家族の思いと共に見事に息を吹き返した。

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お客様からの声より抜粋【蔵に住んでみて】
 居間人さんとの出会いは、「私だけの家を手に入れる究極の9ヶ条」という、居間人さんが書いた小冊子がきっかけでした。
実は、今までお付き合いしている大工さんもいて、迷ったのですが民家の改修を経験したことのある居間人さんなら大丈夫だと思い、居間人さんにお願いしようと決めました。

 リニューアルされた蔵に住んで1年がたちました。
入り口の扉を開けると、木の香りが迎えてくれます。
そのたびに「まだ頑張っているんだね」、ありがとう。」と、心でお礼を言います。壊すか改築すべきか迷っていたときに「もったいない、絶対に壊さない方がいいですよ!」という居間人さんの助言に力を得て話を進めました。

 窓、床や壁や建具、照明器具やスイッチ、コンセントの位置までも、細かい点に関することまで、頻繁に持てたコミュニケーションが今の満足感につながっていると思います。家を建てるときは、コストより住み始めてからの満足度に重点を置きべきだと実感しています。その満足度を得るために、居間人さんのような存在は稀少価値だと思います。

エピソード2 「文化財として保護するように
      お役所に申請しましょうか?」

■データ

竣工: 平成13年9月

場所:千葉県鴨川市

特徴: 江戸時代から続く旧家の母屋を、3世代6人が暮らせるように全面改修

−家族の集える場所をつくる−

 これは、千葉県の南房総の山中に代々続く旧家の事例である。
祖父と祖母と若夫婦、それにお子さんが二人の3世代計6人の家族のための母屋である。

 それまでは、若夫婦と子供達は、1階がガレージとなっている離れ(別棟)で寝起きしており、母屋を生活の中心としていたのは祖父と祖母のみであった。そのため家族が一つの場所に集まるれる空間を作ろうということになり、江戸時代に建てられた母屋を、屋根を残したかたちで全面的に改修することとなった。
改修工事前
 
 いろいろな建築物を見てきた私でさえ、しばらく魂を抜かれたように呆然と立ちつくしたほど見事な木造建築である。
お施主さんに対して「文化財として保護するようにお役所に申請しましょうか?補助金もらえるかも知れませんよ。(笑)」と冗談交じりに言ったほどだ。
ただ一点、茅葺き屋根に覆い被せてしまったトタンの屋根材が意匠的に残念でならない。

構造の検討

 20数年前に水回りを中心とした改修工事がなされているが、根本の構造は改善されておらず、右の写真のように、北面の主要構造部のほとんどは、雨漏りやシロアリ被害によって腐蝕していた。
そのため、棟梁、居間人、お客様の3者で本当に残すべきか、それとも壊すべきか真剣に悩んだ。

シックハウス、バリアフリー対策

 喘息気味のお子さまの為に、万全のシックハウス対策を施す。
また、老夫婦の為のバリアフリーはもちろんのこと急激な温度差による疾患も考慮して断熱対策をする。断熱材には羊毛を採用し、窓には樹脂とアルミの複合サッシで結露を防ぐ。

屋根と骨組みだけを残し、他は全て解体して施工に望んだので、断熱材の施工も新築のようにくまなく施工した。
床にはコルクを多用し、素足でも冷たい感触を与えないようにした。

家の歴史を継ぐということ
 
 昔々、この家の主は周辺集落の長であったらしい。「むらおさ」である。やはり「むらおさ」の家は立派なのである。

 周辺の家々をよく観察したことはないが、多分この家よりは劣るであろう。いや、現代の画一的な家づくりの現場から見るから、立派すぎるのかも知れない。
立派な家には間違いないが、当時は地元でこれだけの材料が調達できていたのだろうから、贅沢とは言わなかったのかも知れない。

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お客様からの声より抜粋【旧家に住んでみて】
 職場の同僚から居間人さんの話を聞き、イメージしているリフォームが出来るならやろうと、半信半疑で居間人さんに会いました。
居間人さんの人柄やセンス、見学会などにも参加して契約の意志が固まった。
見積や打ち合わせなど、細部までやるのには驚き、また安心した。

 施工も大工さんに恵まれ、
毎日のように居間人さんが現場に見に来てくれて、安心できた。
施工中トラブルがあっても、細かいところまで一緒に悩んでくれ、
居間人さんと苦労して作り上げたという実感が体感できた。

 工事の出来具合には、満足している。
私以上に両親が喜んでくれていると思う。
特に時々あった居間人さんの提案は、採用して本当に良かったと表います。
工事の写真集は非常に良かった。記念になります。
家宝にしたいくらいです。

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代金総額は商品総額プラス250円とお考え下さい。

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